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2016年1月

2016年1月 9日 (土)

アロマ学術論文???

2015年の暮れのこと、某大学の研究者らより、ラットの不死化視床下部神経細胞を用いて各種精油の神経内分泌学的な作用を評価する in vitroの実験が学術報告なされました。

 

ローズ精油(それも何故か、学名が単にRosaとい記されたローズ精油とRosa damascenaDamask roseと記されたもの)2種をはじめ、20種を超える精油が実験に使われています。せっかくの実験なのに、残念無念としか言いようがありません。

 

研究者らは、抽出されるバッチごとに精油の成分は変化することをご存知ない。本物のローズ精油の入手は至難の技だということもご存知ない。精油の成分分析データが付されておらず、利用なさっている参考文献も?マークが一杯のものばかり。

 

実験に使われた精油が偽和のないものか、合成香料入りなどのまがいものなのか、手がかりとなるものが全く記載されておりません。

 

アロマの学術研究の方法論がもっと真剣に議論されるべきだと感じています。

XX精油がXXに効く、というような情報ばかりが世界中の医療関係者から日々流されています。国際的な学術雑誌に記事が採用されたから、ということだけで信頼できる情報だとは決して思わないでいただきたい。

 

また、人のアロマセラピーの情報をそのまま動物にあてはめようということもなさらないでいただきたい。

 

かわいい動物たちの命を守るために、私たちは2016年もより一層頑張りたいと思っています。

 

日本アニマルアロマセラピー協会  田邉和子

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