« アロマ学術論文??? | トップページ | 気分高揚にはシトラス系精油? »

2016年2月 8日 (月)

酢酸リナリル

ラベンダー精油などに含まれる酢酸リナリルのお話です。ラベンダー精油と言えば、主成分はリナロールと酢酸リナリル! のように、それぞれのアロマ教育期間で習ったかと思います。こういう成分の名称を挙げると、成分の化学的なお話をしているようにみえますが、生化学辞典を調べてみて下さい。リナロールという化学物質を探してもどこにも出て参りません。さすが、メントールほど有名になると、この辞典に登場し、特別扱いです。

 

リナロールとか酢酸リナリルという名称は、アロマ界の慣用名であり、アロマセラピーや精油の知識のない化学の専門家にお話をしても、全く何のことを話しているのかわからないことがあると言うことです。アロマ界で使うニックネームのようなものですね。化学界には国際的な基準があり、IUPAC命名法に従ってそれぞれ精油成分は正式な化学名が付されています。と、いいましても、この命名法にも様々な命名様式があり、一律ではありません。このことを知るアロマセラピストは少数です。

 

よく、酢酸リナリルが水蒸気蒸留の過程で生成される化合物だとおっしゃる方々がおられます。ブログなどに書かれていらっしゃる方も多いかと思います。高山林太郎氏も生前にそうおっしゃっておられたので、多くの方が信じておられるでしょう。

 

情報発信する時は、誤った情報を発信しないように、どうぞ確認作業を怠らないで下さい。酢酸リナリルは、二酸化炭素を溶剤として利用する抽出法でも、しっかり抽出される成分です。水蒸気蒸法の場合より、高い濃度である場合もあるくらいです。

« アロマ学術論文??? | トップページ | 気分高揚にはシトラス系精油? »