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2016年2月15日 (月)

気分高揚にはシトラス系精油?

アロマセラピー関連のブログにもよく登場する情報です。アロマ教育機関が提供する教科書にもきっと記載されているのでしょう。シトラス系の精油には、気分を高揚させる効果がある‥等です。

シトラス系精油の主要成分を用いたそこそこ大規模な実験がなされましたね。d-リモネンを心地よいと感じる被検者でないと、そういう効果が得られないことがわかりました。シトラス系精油の実験で、種々の異なる結果が得られていることを裏付けるような調査ではないかと思います。

それはその通りだと思います。いくら真正ラベンダーに鎮静効果があると言っても、ラベンダーの香りが嫌いな方であったら返って逆効果です。世の中、真正ラベンダー精油だと言って販売されている商品の95%以上に何らかの偽和があると言われる時代です。鎮静効果どころか、ラヴァンジン精油が混じてカンファーの含量が多ければ興奮作用がみられる場合もあるでしょう。 動物のアロマセラピーでも鎮静効果を期待する場合は、ブレンドオイルに対する動物の同意を得てから使用するのが鉄則です。

それ以前に、本年(2016年)、フランスの大学より、一般人が精油の成分に感作される事象が増えているため、大変懸念されるという論文も発表されました。ちなみに、精油の皮膚感作情報を一冊の本にまとめたのは、私のアロマの恩師、マーチン・ワットです。長年、欧州で乱れに乱れているアロマ情報に反旗を翻しておりましたが、昨年、完全に引退をいたしました。今でも、とてつもない頑固爺さんです。

日本アニマルアロマセラピー協会  田邉和子

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